練り消しゴム

デッサンでよく使われる練り消しゴム
みなさんは使ったことがありますか?
練り消しゴムはデッサンで使われている消しゴムだけあって、絵を描くときには非常に使いやすい消しゴムなのです。

 

練り消しゴムとは


練り消しゴムは、その名の通りゴムを練って、柔らかくした状態で使う消しゴムの事です。主に鉛筆デッサン、木炭デッサンで使用されますが、ラフや落書きなど汎用的に使うことが出来ます。
いろいろな種類の練り消しゴムが文房具会社から販売されています。大体150円〜300円程度で売られていますね。
会社によって柔らかめのもの、硬めの物など性質が違うので、触ってみると面白いですよ。たまに変えながら使ってみると良い気分転換になったりします。

練り消しゴムの特徴


練り消しゴムは普通の消しゴムと同様、鉛筆で描かれたところを消すときに使います。
普通の硬い消しゴムと何が違うのかというと、練り消しゴムは柔らかいので、自由自在に形を変えられるというところが特徴になります。
先を丸めて優しくこする事で、通常の硬い消しゴムでは難しい柔らかい表現や、平らに潰して面で消し込むことで出来る広い範囲の表現など、形を自在に変えられるからこそできる練り消しゴムならではの表現が可能となります。
もちろん、デッサンには硬い消しゴムも使います。
硬い消しゴムは練り消しゴムに比べてガッツリと消してくれるので、硬質な物の反射表現や白いものの際立たせなどに、硬い消しゴムはとても効果的です。
表現したいものによって使い分けるよ良いでしょう。

練り消しゴムのよろしくない所


練り消しゴムは性質上、練れば体温により暖められ、柔らかくなります。しかし、冷えている状態でもある程度の柔らかさはありますので、地面に落としたりしたら中々に大変な事になります。
何が起こるかというと、さまざまな細かいゴミを巻き取ってしまうのです。
これがものすごく厄介で、鉛筆の削りカスを巻き込んでしまったら、消そうと思ったところが消せなくなってしまいますし、地面に折れて落ちた鉛筆の芯など巻き込んでしまい、気づかずにそのまま使ってしまったらもう大変です。
芯は芯として生きていますので、消し込むと同時に勝手に線を引いてしまいます。
時間制限のあるデッサン中にこれが起きてしまったら、中々のストレス値が貯まることは想像に難しくありません。

形を変えて様々な表現ができる練り消しゴムはとても良いツールですが、とても汚れやすいです。鉛筆が入っているデッサン道具箱に入れるときは、できるだけ仕分けされたキレイな所に入れることをオススメします。