鉛筆をシャーペンのように使える「芯ホルダー」

私がラフを描くときには、気分に合わせていろいろな画材を使うのですが、よく利用しているのが「芯ホルダー」です。

鉛筆と芯ホルダー


鉛筆は太い芯をしているので、削り方次第では細い線も描けるし、斜めにすると広い範囲を塗ることもできる万能画材なのですが、いかんせん持ち運びに不便さを感じてしまうのです。芯が常にむき出しになっているのでキャップをしなければならず、芯も使っていく内に削れるので、カッターで研ぎ直さなければなりません。
その面倒な部分を排除したのが「芯ホルダー」です。

芯ホルダーの特徴


芯ホルダーは、その名の通り芯のホルダーです。
わかりやすく言うと、芯を鉛筆の芯並に太くしたシャーペンですね。
使わないときは芯をホルダーの中に入れられるので、筆箱が汚れませんし、使って削れてきてもシャーペンの様に芯を伸ばせるので毎度削る作業も省略できるので、鉛筆とシャーペンのいいとこ取りをしたのが芯ホルダーの特徴ですね。

芯ホルダーの芯


芯は単体で売っており、大体は数本でひと束として売られています。
uniやステッドラーから出ています。8〜10本入りで大体1000円くらいでしょうか。
取り出した芯は表面に薄い透明な塗装をしているのか、汚れがつかない所もナイスな商品です。ですが、太い芯とはいえ強い力が加わると簡単に折れてしまうので、取り扱いには注意が必要です。

あると便利な芯削り機


芯ホルダーの芯は削れても伸ばせばどんどん使えますが、先の部分は基本丸くなっています。普通に使う分には気にならないところですが、細かい描き込みや細い先を引きたいと思った時、カッターで削るのはとても難しいです。
そこで役に立つのが「芯削り機」です。
おすすめはステッドラーから出ている芯ホルダー用の芯削り機で、芯を出した状態の芯ホルダーを穴に刺し、くるくると回転させれば芯先をキレイに尖らせてくれます。
現在写真は載せられず申し訳ありませんが、「ステッドラー 芯削り機」で検索すると出てくると思います。
(倒すと隙間から削った芯のカスが出てくるので持ち運びには向かないかもです。。)

面倒くさがりな人ほどおすすめしたい「芯ホルダー」


ちなみに私が愛用している芯ホルダーは「ステッドラー マルス テクニコ芯ホルダー」です。手持ち部分にすべり止めがされており、色合いもステッドラー鉛筆と同じ発色の良い青なので見た目もかっこいいですよ。
uniの芯ホルダーも安くて使いやすいので硬度別にサブとして使用しております。

鉛筆で描くのが好きで、持ち運びたいけど管理が不便だなぁという方は、一度「芯ホルダー」を試してみてはいかがでしょうか。