こんにちは、renkomaです。
イラスト制作ではどうしても出てくる問題がありますよね。そう、背景制作です。
しかし、背景をガッツリ描く気力がない。そんな時もありますよね。
それでも、背景に何か加えたい時は「植物」がおすすめです。
簡単な植物を置くだけでイラストの雰囲気をUPしてくれる効果を期待できます。
植物といっても、描いても楽しくなさそう。。と思ったあなた!
植物を描く時の面白ポイント。ちゃんとあるんです。
今回は、過去記事の肌の透明感を描くのが大好きという話を書いたついでに、わたしが植物を描く時の「大好きポイント」を少しご紹介したいと思いますっ!
知って損はないかも?
目次
3つの植物を描くの大好きポイント
- その1 草の色は緑だけじゃない!
- その2 ちょっと背景にあるだけで雰囲気を底上げ!
- その3 草を透過する光のフェチズム!
と、3つにまとめてみました。
それでは、1つずつご紹介しましょう!
その1 草の色は緑だけじゃない!
草は草でも種類がたくさんあって、一つ一つ違う形、色味をしています。
葉っぱはギザギザだったり丸っぽかったり。
茎は太かったり細かったり。
色味も季節の変化で大きく変わりますが、同じ緑色の中でも個々によって微妙に違っているのです。
植物の葉っぱを描く時には、この「同じ緑色だけど、わずかに違う」という要素を覚えておくと便利です。
ちょっとだけ明るい緑・ちょっとだけ暗い緑などを意識するだけで、色味の幅が広がってリッチな仕上がりにできるのでおすすめです。
とはいっても、背景に植物を描く時は、ここまでいろんな種類を正確に描く必要は全くありません。ベタ塗りでも、いろんな色味と形の植物があるんだよなぁ〜程度の気持ちで描けば良いでしょう。
renkoma
その2 ちょっと背景にあるだけで雰囲気を底上げ!
植物はさまざまな種類があれど、個々でみるとかっちり決まった形がないので、比較的描きやすいモチーフです。
壺や柱などの人工物では、形が変に狂うと絵のバランスも崩れてしまう事がありますが、形に決まりのない植物ならどう変形させても優雅にイラストの要素として登場させることができます。
キャラクターは動かしたくないけれど、画面の収まりがよくない時に「植物」は大活躍です。
植物の位置や量を自由に調整できるので、イラストの構図を都合よく整えることができます。
構図に困った時は、植物をふわっと配置して、それっぽい見た目にしましょう。
また、植物をメインにしたイラストの場合は、実物を見ながら描くと絵に説得力が出るのでオススメです。
葉の形、質感、構造、面白い要素がてんこ盛りです。葉っぱと友達になりましょう。
renkoma
その3 草を透過する光のフェチズム!
普段は気にとめず通り過ぎてしまう植物なのですが、光の当たり方に視点をあてて見てみるとすごく面白いです。
例えば、木に生えている緑色の葉っぱをよく見てみると、表は深い緑色、裏は薄い緑色。という違いがあることに気づきます。
植物の中身には葉緑体という緑色の器官がありますよね。
葉っぱは日光を効率よく浴びるために、葉緑体が表へ集中していて、裏側は結構すかすかになっています。
そのため、表と裏では色が違って見えるのですね。
そして表から日光を当てた場合、光を浴びてより鮮やかな深緑になります。
この時、裏側ではどうなっているかというと、彩度の高いキレイな黄緑色になっているのです。
私の大好きポイントとしては、この日光が表の濃ゆい緑を通過して内部で拡散しながら裏側へ抜けていく時の「鮮やかな黄緑色」にフェチズムを感じますね。幻想的です。大好きなのでよく誇張して描いてますね。
renkoma
明るい外ではわかりずらいけど、影を利用して綺麗に見せられるね
もちろん、すべての植物に当てはまるかというと、中には全く一緒の色をした草があったりするかもしれません。気になるところです。イチョウの葉っぱは多少違いますが、ぱっと見わかりずらいですね。
表と裏でこんなにも見た目に違いがでるって面白くないですか?
わたしはこの現象をみたときに物凄く感動した覚えがあります。「葉っぱすげー」って。めっちゃピュア。
植物は万能要素満載!!
どうでしたか?植物、描きたくなりましたか?
植物を自在に描くことが出来るようになれば、イラストの要素で困った時に活用できることでしょう!
遠景の小さな範囲の草でも、表の色と光が透過した裏の色をかき分けるとより草っぽさを出せて綺麗に見えます。おすすめ。
ふだん気に留めることなく通り過ぎてしまう植物。
しかし、葉っぱひとつとっても、観察するとたくさんの「知らなかったこと」に気づけるのは面白いですね。
そして、もっと植物を綺麗に描きたいなぁと思うrenkomaなのでした。
それではまた次回!