Renkoma Lab 
こんにちは、renkomaです。
以前描いたリナちゃんズのイラストがあるのですが、ケムリクサのリナちゃんの肌を「イラストと写実性の中間」は描けるのかというテーマで描いていた部分もありまして、その際に薄っすらと血管が見えたほうが少しリアルに感じるのではないかと思いつたわけです。
りなちゃんは「人間」ではないので、血管はないのでは？
とかの設定問題はこの際考えずにいきますっ
最初は試しに青色の血管を薄っすらとのせてみたのですが、ライティングや全体の色合いのせいもあってかどうもしっくりこない馴染み具合で、ここから試行錯誤がスタートします。
その際に色々な資料を見るわけですが、血管について面白い情報が出てきて軽く脱線するわけです。
腕などで見える青い血管は、実際には青色ではないのではないか。
そんな事実がふわふわと浮き上がってきました。
こちらの記事でさらっと書かれていて面白かったです。↓
参考 血は赤いのに血管が青く見えるのはなぜかレタスクラブニュース
まず血管自体は白や半透明という事実に驚きます。
確かに血抜きされて加工された鶏肉や豚肉の血管は白いのを思い出します。
血管が青く見える実際には細かく解明されていないのですが、二酸化炭素を含んだヘモグロビンの影響が大きいかもとかそういう感じ。
さらに酸素を多く含んだ血液が通る動脈が体の内側で、体の表面に見える血管のほとんどが二酸化炭素を含んだ静脈という情報も面白いですね。
例外なのが毛細血管で、細い血管は表面にも多く見れます。
特に目のまぶたの裏が分かりやすいです。
目では青く見えていても、実際に絵に描いてみると結構ゾンビのような肌になったり、青色が目立って生き生きしない見た目になってしまいます。
これは目の錯覚の一つ「色の対比効果」が原因で肌色のオレンジの補色である青がより強く見えてしまうやつです。
オレンジが多くの範囲を占める腕に青色の筋を描こうものなら、その青がより強烈に見えてしまう。
それを解決するには、青ではなく、赤寄りの灰色を描くことです。
実際にリナちゃんの腕には青の筋ではなく、赤寄りの灰色を使っています。
この筋レベルだと灰色では青に見えてしまうので、少し赤を混ぜてあげると馴染む馴染む。
もちろん、ライティングや作品の雰囲気によって青にしたりする必要があるので、用途に応じて配色が必要になるでしょう。まぁ、この「色の対比効果」について知っておいて損はないかもしれません。
そんな感じで血管の色についてでした！
それではまた！
