限りある絵描き欲力を保ちながら描ききるぞ!

うがぁぁぁぁぁっぁつ

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うがぁぁぁぁぁっぁつ ぁぁっ!!!
絵が描きてぇぇぇ!!!!!
今から描くぞ!!!!!!

~数日後~

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あがぁぁぁぁぁああああああああ!!!
モチーフ増やしすぎた!!バカか!!?過去の俺!!!
終わらないじゃないか!!!!!
疲れた!!!!
寝る!!!

~数日後~

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うがぁぁぁぁぁっぁつ ぁぁっ!!!
絵が描きてぇぇぇ!!!!!
今から描くぞ!!!!!!

これのループやってません?

私はやってました。

ので、対応策とか考えたりしているわけですよ。

キャラと背景を含んだ絵を描くとき、大抵一枚のキャンバス一杯に描くことが多いと思うのですが、隅から隅まで書き込んでいたらなかなか完成しないもの。

そこで、絵を描くことをゲームとして考えて見るわけです。

絵描きにはそれぞれMPがあって、線を引く、面を塗るとかするたびにMPが減っていくのです。

MPは基本有限。描けば描くほど減っていくのです。

そんな有限のMPを、イラストの隅から隅まで使っていたら途中でなくなります。MP=インクですよ。インク。プリンターみたいに全面塗っていたらインクなんてすぐ切れてしまいます。

なので、もうちょっとエコにやってみるのも悪くないんじゃないか?というのが今日のお話です。

限りある絵描きMPを保ちながら描ききるぞ!

イラストは描き込めば描きこむほど情報量が増えて、魅力が上がる。

なんて思っていたのですが、必ずしもそうではないんです。

イラストの隅から隅まで極限まで描き込んで仕上げた作品はたしかにすごい。

描いた人もすごい。

しかし、イラストを描くなら短時間でいっぱい描きたい気持ちもある。

でも手を抜いた絵にはしたくない。

様々な矛盾が内在するのが絵描き道。

その2つを共存させることは出来ないのか。と悩みませんか?自分だけ?

複雑さと時間の葛藤。

そんな時には、やはり「画面の情報量のコントロール」が必要になってきます。

情報量とは、線、面、色などの密度といえば良いのでしょうか。
数学や文章だと、数列、文字列から得られるものが情報と言われますよね。
それを「絵」に置き換えたような感じです。

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○と☆では☆の方がより複雑な形に感じる。みたいな。

絵でいうと、この複雑さを感じるものこそが情報と言われるものです。(大雑把

私は「情報マップ」と名付けたマップ形式で、イラストの情報量をコントロールしています。というかせざるを得なくなりました。

途中の絵でスマヌーン

この絵でいうと、情報量マップはこんな感じ。

見る人に一番見せたい部分は一番情報量が多く、その周囲は遠ざかるにつれて、情報量を減らしています。上の絵だと、オレンジ枠が一番見てほしいので描き込みが一番多く、その周りの赤い枠がそこそこ描き込んだ部分。

そして周囲の緑の部分はほとんど手をつけていません。

もうちょっと分かりやすくするとこんな感じ。

絵自体はまだ途中なので完成していないのですが、一見そんな感じしないような気がしません?したらごめんね!!気がして!!

見てからちょっとすると、周囲を見て、「あ、まだ途中なんだな」というのが分かるような状態。

そう、人はパッと見で一番最初に目に入る部分しか見ていなかったりするんです。一枚絵では意外とこれがとても重要になってくる。

この人の目の動きと認知を利用する方法の一つに「視線誘導」なるものがありますが、今回は割愛します。

何が言いたいかというと、イラストを描く時は、見せたいとこをちゃんと描いて、それ以外はほどほどにしてみるといいんじゃない?ということです。

こうすることで、パッと見たときに、何がメインなのかを理解しやすく、見る人に無駄なストレスを与えずに見せることできますよね。

それと同時に、無駄な作業量を減らし、制作スピードもアップするという理論上では一石二鳥なテクニックなのです。

もちろん、過剰に手を抜けと言っているのではなく、注力する部分とそうでない部分のバランスを意識してみよう。という感じ。

めっちゃうまっっっ!!!ってイラストも隅から隅まで見ると、メチャクチャ描き込んでいる部分と、わりかしシンプルな塗りで済ましているな。という部分が良い配分で存在していたりします。

それはきっと、隅々まで描き込まなくても魅力は創れるし、伝えられる。

ということ。

せっかくの絵を描きたい欲を持っているのだから、適切な量を適切な範囲に放出してあげた方が身体にも絶対良い。無理は良くないぞ無理は。

そしてMP量を忘れるぐらい描きたいものが出来た時、リミッター解除して全力投球とかやっちゃったりも、もちろんアリやな!

ちょっと長くなりましたが、こんな感じで自分のイラストと一緒に絵描き欲力である「MP量」を意識してはいかがでしょうか!

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