こんにちは、renkomaです。
朝なんかに街なかで、人を恐れず歩き回るカラスや鳩を目にする機会が多いのですが、彼らは何故、あんな美味しい胸肉を持ちながらも自由自在にとべるのか。
あんなに美味しい胸肉なのに。
今回はそんな美味しい鳥の腕の仕組みについて考えてみたいと思います。
鳥の腕の仕組みを考えてみよう
そもそも鳥の腕はどんなものかというと、羽をすべてむしり取った時に本体が現れます。
そう、あの食べづらくも美味しい手羽先です。
ピリ辛甘ダレが大好き。
鳥類は効率よく飛ぶために体の無駄を徹底的に削いだ、いわゆる空飛ぶボディビルダーみたいなもの。
さらに効率化のために骨の中はスッカスカにしている程のストイックさ。
ピリ辛手羽先にされないように日々を必死に生きている彼らの腕は、一体どうなっているのか。
調べてみると面白い構造をしていました。
彼らの骨格、つまり骨の構造自体は「人間の骨格」とほぼ一緒で、上腕骨、橈骨、骨、尺骨、手根、そこから手に続く骨で構成されています。
しかし、羽で飛ぶ生活をしている彼らの骨は、人間とはすこし違う発達をしていています。
それは羽をたたんだ状態から開くときに、「効率よく羽を広げられる仕組み」になっているのです。
こちらが人の骨。
そしてこちらが鳥の骨です。
人の場合、腕を広げる時には肘から先を独立して動かすことができますが、鳥の場合、腕を伸ばすと手首も連動して自動的に開くシステムになっているのです!
図でいうと、手根に橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)が挿絵の木の棒みたいな繋がり方になっているらしいです。手羽先食べるときに見てみよう。
極限まで筋肉を軽くしないといけないため、最低限の力で翼を広げられるようにしているのだとか。
人間の体がこれだったらすこぶる不便極まりない事でしょう。
似たような骨格をしていても、その生物特有の進化をしている部分を発見すると、地球の不思議を感じられてワクワクしますね。
鳥に関してはまだまだ秘密がたくさんあるので、ちょくちょく紹介していけたらと思います!
それではまた!