【後編】富士フイルム X100VIで広がる写真の世界。アクセサリー・設定・活用方法

こんにちは、れんこまです。
今回は、富士フイルム X100VIの後編として、実際に使ってみて便利だったアクセサリーや、フィルムシミュレーションのカスタムレシピ、日常スナップでの活用法について話していきたいと思います。

前編

NDフィルターのありがたさ

前編でも触れたのですが、もう少し語ります。
このX100VIにはNDフィルターが内蔵されています。これがね、本当に便利なんですよ。
レバーを長押しして右に倒す、もしくはショートカットの割当でNDフィルターのON/OFFが切り替えられるんですが、これが晴れた日とか、屋外で背景をボカしたい時に大活躍。

絞り開放(F2)で撮りたい時って、シャッタースピードが速くなりすぎて白飛びしやすくなるんですが、NDフィルターを使えば光を減らして、綺麗なボケを維持したまま撮影できるんです。

特に日常スナップで背景をふんわりさせたいとき、この機能は本当に助かっています。


持ち運びを快適にするための装備たち

私はこのX100VIをできるだけ気軽に持ち出せるようにいろいろ工夫しています。

● ポーチ:スカイライン V2 4ポケット

このポーチが本当にちょうどよくて、X100VI専用に設計されたみたいにスポッと入る。
クッションもあるので、ちょっとした衝撃でも安心できます。

renkoma
renkoma

サイズは4ポケットです。3ポケットサイズは小さくて入らないので注意です。

● ストラップ:短め、シンプル派

個人的に、首からかける大げさなストラップはちょっと苦手でして…。
普段は指が2本入るくらいの、ミニマルなストラップをつけています。
ピークデザインのものも試しましたが、見た目が少し気になるので、できるだけシンプルでオシャレなものを選ぶようにしています。

と、短いのを使っていましたが、結局長い方に切り替えました。

やっぱり指2本で持つよりかは、手首に巻いたほうが抜群に安心です。

落としたくないので長い方にしました。とても安心して振り回せています。

● サムレスト&シャッターボタン

シャッターの押しやすさを上げてくれる「サムレスト」と「シャッターボタン」もカスタムしています。
特にシャッターボタンに関しては押しやすくなった反面、ちょっと取れやすいので注意が必要。
でも、グリップ感も操作性もかなり良くなるので、おすすめのアクセサリーですね。


カスタムレシピで“自分色”の写真を楽しむ

X100VIには、富士フイルムならではの機能としてフィルムシミュレーションが搭載されています。
しかも、自分好みに調整して**「レシピ」として最大7つまで保存できる**んです。

私が今、登録しているお気に入りレシピは以下の通り:

  1. PRO Neg. Hi 164(人物を柔らかく撮りたい時)
  2. レジーズ HP5 B&W(モノクロ好き)
  3. Kodak Portra 800 V3(温かみのある色合い)
  4. 富士フイルム風カスタム(ナチュラル志向)
  5. CineStill 800T(映画っぽい夜景)
    6〜7枠目は現在空き。今後見つけたら登録予定。

天気や時間帯、気分によって切り替えて使っています。
これによって、「どんな絵に仕上げたいか」っていうのが明確になるし、撮る楽しさがぐっと増します


カメラは資料集めにも最強のツール

絵を描く者として、このカメラが資料集めにも最高です。
町中で見かけた構造物や、自然のライティング、子どもや人の動き、そういったものを高画質でパッと切り取れる

しかも、35mm換算の単焦点なので、画角の感覚が固定されて空間認識力が鍛えられるんですよね。
ズームで構図をいじれないぶん、自然と「どう動いて撮るか」が意識されて、写真力も上がる感じがします。


まとめ:写真で「視点」が変わる

カメラを手に持って歩くだけで、世界の見え方が変わるんですよね。
光を探すようになるし、構図を意識するようになる。
この「視点の変化」こそが、写真を趣味にする最大の喜びだなと思っています。

X100VIは、それをものすごく軽やかに叶えてくれる道具です。
家族写真、日常スナップ、旅の記録、そして絵の資料集め。
どれをとっても、ちょっとした“嬉しさ”が積み重なっていく感じがします。


最後に:買うなら目的をしっかり持ってから買う方が良いぞ!

とても高い買い物でしたが、これを見つけた時には条件が自分に合いすぎていて、購入前提で情報を集めていました。
購入前提でしたが、なかなか手に入らない。あと転売で高い。定価で買えるタイミングは狙っていました。

ちょっと背伸びして購入して5ヶ月ほど立ちましたが、ほぼ毎日撮影しています。
運用方法もポーチを利用して常に身につける徹底ぶりを習慣化して、x7の時とは比にならないくらい撮影しています。

驚くほどまったく後悔がない。
むしろ日常に溶け込んで、今までより写真に対して新しい発見を感じられる日々です。

私の場合はカメラに対するあらゆる条件がマッチしすぎていたのがこのX100Ⅵだったのですが、ファインダーという変態要素がいらないのであればGR3.GR4なども選択肢に入れて良いと思います。

良いカメラはどうしても高くなる。
自分の用途、目的、運用方法、使用状況のシュミレーション、お金の状況、しっかり考えて買うことをおすすめします。
ただ、条件はすべて揃っていてお金だけの問題であれば、多少は背伸びしても良いのかなと思えるほど名機なんじゃないかと思えるX100Ⅵ。とても楽しい。

そんな感想だらけのカメラの話でした。

以上!