スカルピー

スカルピーはフィギュア造形の世界ではポピュラーな粘土で、造形に特化した性質をもつ粘土です。私もこれを使って造形をしていましたが、やはり造形のしやすさではとてもいい粘土だと思います。

スカルピーの特徴


スカルピーの得意とするところは、やはり柔らかさを維持できる性質による造形のしやすさでしょうか。
スカルピーは紙粘土とは違い水を使いません。成分がほとんどプラスチックのような物なので、高温で焼くまでは柔らかいままの状態を長時間、維持することができます。
なので、時間に焦らずにゆっくりと落ち着いて作業ができる為、造形をしやすいという特徴があります。

初期状態


基本的に長方形のブロックで売られていて、使用する分だけフィルムを剥がしてから切り取って使用していきます。
最初はものすごく硬いですが、練っていくうちに段々と柔らかくなってきます。
練りやすくなるくらい柔らかくなってきたら、造形に入れると思います。

造形


柔らかくなってきたら、あとはヘラで盛り付けて形を作っていきます。
ずっと柔らかいので大きな力を入れると曲がってしまったり、形が崩れてしまうことが多々あります。なので、大まかな形になってきたらトースターで焼いて固めてしまうと良いです。
このときのポイントは、完成形よりも一回り小さくすることです。
スカルピーは紙粘土とは違い、一度固めてしまうと切削しにくい性質を持っています。
なので、切削はできるだけ発生しないように盛り付けを重視しながら形を作っていくのがベターです。

盛り込み


一度焼き固めて、そこからさらにスカルピーを盛り付けて形を作っていきます。
そのとき、普通に盛り付けた場合、盛り付けたスカルピーの張り付きはおそらく強くはないでしょう。細かいパーツを盛る際はなおさらだと思います。
そんなときに役に立つのが「リキッドスカルピー」です。

リキッドスカルピー


リキッドスカルピーは、スカルピーを液状にした物といえば分かりやすいでしょうか。
通常のスカルピーでは、少々粘着性に欠けるため、液状のリキッドスカルピーをプラスしてあげることによって、粘着力を高め、固形のスカルピーとひっつきやすくしてくれるのです。
また、リキッドスカルピーをそのまま使うことができます。よく使われる例では、表面を滑らかにしたいところ等に筆で塗って使用する事だと思います。
紙粘土では、滑らかにしたい凸凹に水を練り込むと、表面を滑らかにすることができます。
その容量で液状のリキッドスカルピーを塗ってあげればいいのです。
そして軽く焼いてあげれば、滑らかな表面の完成です。

サーフェイサー


表面の凸凹を均一化するサーフェイサーを吹きかけます。
このとき、造形部分の予期しない凸凹部分をヤスリをかけたり、プラ粘土で埋めたりを繰り返し、徐々に埋めながら、再度サーフェイサーを吹きかけます。繰り返すうちに、どんどん滑らかで美しい表面ができてきます。

彩色


サーフェイサーを吹き付けた表面は、彩色も行いやすい状態になっていると思います。
アクリルガッシュやエナメル塗料などで彩色を行い完成です。
エナメル塗料の場合、コンプレッサーなどの吹付け機があれば、均一に吹き付けることができるので、キレイに塗装することができます。
雰囲気を出したい方は筆で塗るのもおすすめです。

ひたすらに黙々と作り続ける時間になる造形ですが、ゆっくりと自分の中で何かを育んでいける時間と感じられるので、造形をやってみたいなという方はスカルピーを試してみてはいかがでしょうか。

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