こんにちは、
今回は対角線構図について書いてみたいと思います。
対角線構図は、四角形の角からそれぞれ対角線に線を引いた状態で、その線に沿って要素を構成していく構図です。
日の丸構図が一点集中のダイナミックな表現とするなら、対角線構図は流れと動きといったところでしょうか。
こんな感じの構図
対角線構図をつかうと、画面を横断する流れができるので、自然と動きのある画面になりやすくなります。
さらに遠近法もいっしょに合わせれば、ダイナミックでありながらも、流れも感じられる構図にできるので、試しているのもいいですね
対角線上に配置するとき、最初はどこに配置すれば良いのか分からないものですが、ここで他の構図である「三分割法」や「二分割法」を利用すると大きなハズレのない配置にすることができます。
対角線構図にはもう一つの型があって、一辺のそれぞれの角から線を引くとき、内角45度に限定して線を引くやり方です。
正方形なら2本で終わるのですが、長方形になると4本の線が生まれます。
この時にできた線や交点を参考に見せたいものを配置するとスッキリした画面になりやすいですね。
実は以前描いた伊之助の絵もこの構図をちょっぴり意識して描かれています。
刀の角度とか割と線に沿うように意識しています。
対角線構図において、こちらは割とマイナーなものかもしれません。
なかなか安定した構図を生み出しやすい方法だと思うので、ぜひ対角線構図を使っていてはいかがでしょうか!
それではまた!